こんにちは、すずめです。出産祝いといえばタオルや服を想像する方が多いかもしれませんが、今回は出産祝いに絵本を贈ることをおすすめしたいと思います。
ところが、絵本を贈るのは少しハードルが高く感じられます。「プレゼントされても迷惑なのでは」「持っているものとかぶったら困る」などと思いがちです。でも、絵本は情操教育や言語習得に適していて、長い目で見ると生まれてきた赤ちゃんのためになります。
本記事では、絵本を贈るメリットやデメリット、選び方のポイントなどとともに、出産祝いにおすすめの20作品を紹介します。出産祝いに何を贈るか迷っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
・出産祝いに何をプレゼントしようか迷っている
・かぶらない出産祝いをあげたい
- 出産祝いに絵本を贈ってみませんか?
- 出産祝い絵本の選び方ポイント
- 出産祝いにおすすめの絵本*20選
- 迷ったら図書カードをプレゼントするのもあり
- さいごに
出産祝いに絵本を贈ってみませんか?
絵本をプレゼントするメリット
絵本は情操教育や言語習得に役立つ
絵本の読み聞かせは、子どもの情操教育や言語教育に大きくかかわると言われています。また、読み聞かせの時間は親子でコミュニケーションが取れる大事な時間です。絵本を贈るのは、赤ちゃんの豊かな成長を応援するという一面も持ちます。
一般的な出産祝いのプレゼントはかぶりやすい
出産祝いに選ばれることが多いのは、ベビー服やバスタオル、おむつケーキなどです。するとどうしても他の人からの出産祝いとかぶってしまうことが多くなります。もちろんいくつあっても困らないものなので問題ありませんが、かぶらないものを贈りたい方に絵本はおすすめです。
組み合わせで金額を調整できる
絵本は1000円前後から購入できるため、組み合わせで金額を調整できます。ちょっとした手土産に近い出産祝いなら2冊、豪華な出産祝いにするなら10冊セットなどのように、予算に合わせやすいのがメリットです。
一生の思い出に残る可能性も
小さい頃に好きだったものは、大人になってからも忘れないものです。贈った絵本が一生の宝物としてずっと手元に残る可能性があるのも、絵本の素敵なところです。そしてもし手元に残らなくても、その子の心の栄養として残り続けます。
絵本をプレゼントするデメリット
すぐには楽しめないものが多い
出産祝いは産後2〜3週間以内に贈ることが多く、赤ちゃんはまだ新生児期です。その時期の赤ちゃんはまだ目があまり見えておらず、絵本を贈ってもすぐには楽しめません。そのため、すぐに役に立つものを贈りたいなら服やタオルなどをおすすめします。
持っている本とかぶる可能性もある
絵本は世代を超えて何十年も愛されているベストセラーが多いため、あまりに有名な作品を選ぶと持っている本とかぶってしまうかもしれません。かぶっても「お出かけ用」など使い分けができますが、どうしても被らせたくない場合は事前に確認しておくと安心です。
贈ったものの値段が1円単位でわかってしまう
絵本に限らず、書籍はどこで購入しても値段が変わりません。そのため、この出産祝いにいくら使ったのかが1円単位でわかってしまいます。どうしても金額を知られたくないなら、絵本をプレゼントするのはやめておきましょう。
絵本をもらっても困る・迷惑だと感じる人もいる?
出産祝いに絵本をもらっても困るかもしれない……と心配になる方も多いようですが、絵本は子どもの心を成長させるとても大切な栄養です。また、あなたが赤ちゃんを思って選んだ絵本を迷惑だと感じるはずがありません。自信を持って贈ってください。
出産祝い絵本の選び方ポイント
発売時期で選ぶ
ロングセラーの絵本は赤ちゃんが気に入る可能性が高い
通常の書籍に比べると、絵本は超ロングセラーが多いのが特徴です。たとえば松谷みよ子のいないいないばあは初版が1967年と、50年以上にわたって読み継がれています。それほどに愛されている本にはそれだけの理由があり、赤ちゃんが気に入ってくれる可能性も高いです。
かぶりにくいものを選びたいなら新刊から選ぶのがおすすめ
絵本は定番のものも多いですが、一方で新刊も次々発売されています。新刊のメリットは、発売されて間もないため持っているものとかぶる可能性が低い点です。かぶるのが心配なら出版日が新しいものから選びましょう。
いつから楽しめるかで選ぶ
早く楽しんでほしいなら赤ちゃんの気を引けるものを
絵本にはだいたいの対象年齢が書いてありますが、「0歳から」と書いてあっても生まれてすぐに楽しめるわけではありません。同じ0歳でも、0ヶ月(新生児)と11ヶ月では成長段階が全く違います。
できるだけ早く絵本を楽しんでほしいなら、しましまぐるぐるやもいもいなどのように赤ちゃんの目を引く工夫がされた絵本を選ぶのがおすすめです。また、ラトルなどおもちゃがついている絵本も比較的すぐに遊べます。
長く楽しんでほしいならストーリーが充実したものを
早くでなく長く楽しんでほしいなら、ストーリーがおもしろい絵本のセット品がおすすめです。何冊もあると登場するキャラクターに愛着が湧き、お気に入りの1冊ができやすくなります。ぐりとぐらや11ぴきのねこなど、3歳ごろから大きくなるまで読めるものがぴったりです。
豪華な感じを出したいなら箱入りのギフトセット
好きな絵本を組み合わせて贈るのも素敵ですが、豪華な印象を与えたいならギフトセットとして販売されているものを選んでみてください。特に箱入りの絵本はきちんとして見えるほか、そのまま本棚に飾ってもさまになるため人気があります。
出産祝いにおすすめの絵本*20選
ギフトセット絵本*4選
ディック・ブルーナの「子どもがはじめてであう絵本」は色合いが魅力
ミッフィーでおなじみのディック・ブルーナが手がけた絵本3冊セットです。3冊のテーマは「色」「四季」「動物」で、大きくなるとお話をしながら楽しめます。色彩がはっきりしているため赤ちゃんの目を引きやすいのもポイントです。
「赤ちゃん版ノンタン」は生活にも役立つ
赤ちゃん向けのノンタン絵本が6冊入っています。いないいないばあやくしゃみをテーマとした楽しみやすいものだけでなく、はみがきやトイレなど生活に役立つ絵本も入っています。成長を見守りながら読んであげられる絵本です。
ノンタンシリーズについては、以下の記事でより詳しく解説しています。
ノンタンシリーズは教育に悪い?赤ちゃん版との違いやタータンの秘密を徹底解説 - すずめ書店
インパクト絶大の「だるまさん3冊セット」
だるまさんが伸びたり転んだりするさまが愉快な絵本シリーズです。娘はこれが大好きで、7ヶ月くらいのときに大ハマりしました。ギフトセットは箱に「招福」の文字が書かれており、おめでたさが感じられるのもポイントです。
だるまさんシリーズについては、以下の記事でより詳しく解説しています。
泣く子も笑うだるまさんが・の・とシリーズを徹底解説!人気の理由も考察 - すずめ書店
定番キャラクター「ぐりとぐら」のミニ絵本
絵本界の定番キャラクターであるぐりとぐらの、ミニ絵本セットです。あいうえおや数字をテーマにしたお出かけにぴったりサイズの絵本が、7冊セットになっています。かわいいトートバッグ付きで、成長しておでかけするのが楽しみになりますね。
ベストセラー絵本*5選
最も売れている絵本「いないいないばあ」
日本の絵本で一番売れているのがこの絵本で、累計出版部数はなんと700万部を超えています。多くの人に愛されており、鉄板の絵本を贈りたい方にぴったりです。パパ・ママだけでなく、じいじ・ばあば世代にとっても懐かしいかもしれません。
松谷みよ子の「いないいないばあ」については、以下の記事でより詳しく解説しています。
松谷みよ子の「いないいないばあ」はなぜ人気?「怖い」「泣く」などの意見も考察* - すずめ書店
「しましまぐるぐる」は早く興味を持ちやすい
しましまぐるぐるは、赤ちゃんの目を引く要素がたくさん取り入れられています。そのため、本記事で紹介するものの中ではかなり早い時期で楽しめるようになる絵本です。ボードブックで紙が分厚いため、丈夫で赤ちゃんがめくっても破れません。
しましまぐるぐるを含む「いっしょにあそぼ」シリーズについては、以下の記事でより詳しく解説しています。
しましまぐるぐるシリーズを徹底解説!グッズやしまぐるランド情報も - すずめ書店
「はらぺこあおむし」は丈夫なボードタイプがおすすめ
定番の「はらぺこあおむし」はポップアップ絵本や英語版絵本などさまざまな種類のものが販売されていますが、中でもおすすめなのがこのボードブックタイプです。コンパクトな大きさで持ち運びやすく、ページが分厚いので紙が破れる心配がありません。
なぜかハマる「もこもこもこ」
「しーん」「もこもこ」などの音と抽象的な絵が、想像力をふくらませてくれる絵本です。初版が1977年に発行されているロングセラー絵本で、文は詩人の谷川俊太郎が担当しています。大人が読むと「?」となりがちですが、赤ちゃんは大よろこびします。
音と絵を楽しめる「じゃあじゃあびりびり」
音の響きが特徴的な本で、赤ちゃんのファーストブックにも人気です。「じどうしゃ ぶーぶーぶー」「みず じゃあじゃあじゃあ」などのリズミカルな文とはっきりした色彩で見やすい絵が、まだ小さい赤ちゃんの心もつかみます。
しかけ絵本*2選
いないいないばぁっ!のワンワンと遊べる「どうぶつだあれ?」
「いないいないばぁっ!」はEテレで放送されている0〜1歳向けの番組で、その中でも人気のキャラクター・ワンワンのしかけ絵本です。本に穴があいていて、そこにいるのがどんな動物なのかを想像しながら読めます。お出かけのおともにもぴったりです。
指先を使って遊ぶのが楽しい「ころりん・ぱ!」
青いわっかの「ころりん」を自分の指で動かして遊べるのが特徴です。くねくねやじぐざぐなどさまざまなコースが用意されており、冒険するような気持ちで遊べます。指先が上手に使えないうちは読み聞かせしてあげても楽しめます。
遊べる絵本*5選
興味を引く要素が指先遊びを促す「プーさんのわくわくスイッチ」
スイッチやダイヤル、ビーズ、ファスナーなど、赤ちゃんが好きな要素がたくさん詰まった、おもちゃメインの絵本です。電池式で音が出るので遊びの幅も広がります。絵本なのでかさばりにくく、外出先でぐずったとき用にカバンに入れておくのもおすすめです。
手遊び歌が楽しめる「アンパンマンといっしょてあそびうた」
「アンパンマンマーチ」「むすんでひらいて」など、全部で16曲の手遊び歌を収録しています。手の動かし方がイラストで描かれているので、手遊びを知らなくても大丈夫です。カラオケモードや音量調節機能があり、外出先でぐずったときや大きくなってからも遊べます。
「しろくまちゃんのホットケーキ」のぬいぐるみ付きセット
おいしそうなホットケーキを描いた有名絵本に、しろくまちゃんのぬいぐるみ・ホットケーキ・お皿がついたセットです。ぬいぐるみは絵本の場面を再現しながら遊べます。絵本のストーリーにあわせて人形劇をしてみせても楽しそうです。
たっぷり収録で分厚い辞典のような「くもんのうた200えほん」
昔の歌から最近の歌まで、全200曲が収録された本です。すべての曲にその楽曲の雰囲気を大切にした絵が載っています。楽譜付きなので、知らない曲でも音程を確かめながら歌えるのがポイントです。CD6枚がセットになっているものあります。
「はじめてずかん1000」は日本語・英語の言葉の発達を促す
動物・乗り物など、さまざまなジャンルごとに物事が整理されている図鑑です。タッチペン付きで、日本語・英語の音声を聞けます。イラストではなく写真が載っているので、現実のものと理解がつながりやすいのが特徴です。
暖かい気持ちになれる絵本*2選
「ちいさなあなたへ」は我が子の愛おしさに涙する女性も多い
妊娠・出産をがんばったママに贈ってあげたい絵本です。新しく誕生した小さな命の愛おしさを改めて感じることができます。涙が止まらなくなったというママも多く、育児に疲れてきたママにプレゼントすれば前向きな気持ちになってくれるかもしません。
大切なことをやさしい絵と言葉で教えてくれる「きみのことがだいすき」
動物の親子の会話を通して、まだ小さな子どもに大切なことを教えてくれます。「かなしいきもちはね、ふたをしなくていいんだよ」「がんばらなくてもあなたは、よいこ」など、少し難しい内容ではありますが、子どもだけでなくパパ・ママにも寄り添ってくれます。
赤ちゃんの名前入り絵本*2選
生まれてから1歳までの成長が楽しみになる
生まれてきた赤ちゃんの名前や誕生日に加え、生まれた病院名、送り主の名前なども入れられる絵本です。生まれてから1歳までを描いているため、出産祝いに贈ればこれからの成長を楽しみにできます。商品ページで内容をチェックしてみてください。
兄弟・姉妹・友達やおばあちゃんの名前も入れられる
名入れ絵本の中でもあまり見ない、兄弟・姉妹・友達に加えておばあちゃんの名前も入れられる絵本です。2人目・3人目の出産祝いにもぴったりです。最後のページには塗り絵があり、大きくなってから塗れば世界で1冊だけの本ができあがります。
迷ったら図書カードをプレゼントするのもあり
絵本がどうしても選びきれない場合は、わりきって図書カードをプレゼントしてしまうのもおすすめです。お金では味気なく感じるかもしれませんが、図書カードなら本を選ぶよろこびを贈れます。額面も豊富なので、好きな金額でプレゼントできます。
さいごに
わたしは娘を出産したとき、出産祝いのリクエストを聞かれると「絵本がほしい」と伝えていました。相手が生まれてきた娘のことを考えて選んでくれた絵本を、大きくなったら読み聞かせてあげたいと思ったからです。
絵本は小さい頃だけのものと思われがちですが、ある意味では一生物でもあるとわたしは思います。ぜひ相手のパパ・ママや赤ちゃんのことを思い、あなたが素敵だと思った絵本を贈ってあげてください。