こんにちは、すずめです。娘はひな祭りの翌日に生まれたので、ひな祭りには少し特別な思いがあります。
ひな祭りにはさまざまな意味や由来がありますが、いずれにしても子どもの健やかな成長を願うものであることに変わりありません。でも、子どもにひな祭りの意味やおひなさまの意味を説明できるかといわれると……ちょっと難しいですよね。
そこで本記事では、ひな祭りに関する絵本をご紹介していきます。ひな祭りのことを知れば、おひなさまを飾るのもあられや菱餅を食べるのも、これまで以上にもっと楽しくなりますよ。
・ひな祭りにぴったりの絵本を読み聞かせたい
・ひな祭りをテーマにした絵本がたくさん知りたい
- ひな祭りの絵本を読めば3月3日がもっと楽しくなる!
- 種類別♡ひな祭りに関する絵本12選
- さいごに
ひな祭りの絵本を読めば3月3日がもっと楽しくなる!
ひな祭りの絵本を読む意味は?
ひな祭りという行事そのものの意味を学べる
ひな祭りに限らず、行事の意味を知っておくのはとても大切です。知識があると、ひな人形を飾ったりひな祭りを祝ったりするひとつひとつが意味を持ってきます。保育園・幼稚園で教わることもありますが、おうちで学んでおいて損はありません。
おひなさまを大切にする気持ちを育める
おひなさまを毎年飾っていると、子どもにとっておひなさまが「なんとなく飾られているだけのもの」になってしまうこともあります。絵本を通しておひなさまに親しみを持つことで、大切にしようという気持ちが高まります。
ひな人形を飾るかわりにするのもおすすめ
最近はひな人形を飾らない家庭も増えています。でも、なにも飾らないのは寂しいと感じる方も多いはずです。そこでおすすめなのが、絵本を読んだり飾ったりしてひな祭りを楽しむことです。
また、紙や花を使ったひな人形の作り方が載っている本もあり、それを見ながら自分たちだけのおひなさまを作るのもおすすめです。大人でないと難しいものもありますが、子どもといっしょに作れるものも多いですよ。
どんな絵本が楽しめる?年齢別のポイント
0歳・1歳・2歳はシンプルなものやしかけ絵本がおすすめ
まだ小さい0〜2歳ごろの子には、文章量が少なくシンプルな絵本がおすすめです。年齢が上がるにつれて物語性が楽しめるようになりますが、個人差もあるためその子に合ったレベルのものを選びましょう。
また、しかけ絵本だとしかけに興味がわきやすいため、絵本を読みたいという気持ちが高まりやすくなります。特に1歳前後の子におすすめです。
3歳〜4歳(年少〜年中)ごろは物語を通してひな祭りについて学んでみよう
物語を楽しめるようになる3歳〜4歳くらいの子には、お話を通してひな祭りについて知れる絵本がおすすめです。自分と同じかちょっと年上くらいの女の子を主人公にした絵本だと、より感情移入しやすくなります。
5歳〜(年長〜)は自分の読みたいと思った本を選ばせてみて
5歳くらいになると、絵本からさまざまなことを吸収できる子が多くなります。おすすめなのは、本屋や図書館に行って「ひな祭り」というテーマをもとに子ども自身で本を選ぶことです。自分で気になって選んだ絵本は、より意欲的に読めますよ。
種類別♡ひな祭りに関する絵本12選
ひな祭りについて学べる絵本*2選
ひな祭りに関する知識がこれ一冊で身に付く
ひな祭りに食べるごちそうなど現代のことに加え、おひなさまが食べるものや着ているものなど、平安時代の生活についても触れています。これ一冊にひな祭りの知識がみんな詰まっていると言っても過言でないくらい、たくさんのことを学べる絵本です。
流し雛を通しておひなさまを飾る意味を学べる
ひな祭りのはじまりである「流し雛」という風習について学べる絵本です。物語を通して流し雛について知れるため頭に入ってきやすく、納得する子どもも多いといいます。ひな人形を飾る前に読んでおくのがおすすめです。
ひな祭りの物語絵本*2選
カッパに流しびなを取られてしまった女の子のお話
ももちゃんがおひなさまを川に流しますが、川の中から伸びてきた手がそれを奪ってしまいます。その正体は川に住むカッパでした。架空の生き物が登場する幻想的な雰囲気の物語ではありますが、その中で流し雛について知ることもできます。
おひなさまたちと交流する女の子のお話
ひな祭りが来る前のある日、ひな人形たちが箱から出てきて女の子と交流をする物語です。おひなさまたちが箱から出てきたのには理由があり、その問題を解決するために奮闘するのですが……。ユーモアにあふれた、子どもが楽しめるお話です。
ひな人形が主役の物語絵本*3選
ひな人形たちが大冒険するはちゃめちゃな物語
ゆずちゃんの家のおひなさまが、ゆずちゃんがお出かけしているあいだに家を飛び出してしまいます。他の人形たちはそれを追いかけ、ひな人形たちのはちゃめちゃな大冒険が始まります。ひな祭りの知識も詳しく書かれている、一石二鳥の絵本です。
ひな人形が森の動物たちとひな祭りを楽しむ物語
森の動物たちといっしょにひな祭りをするおひなさまたちを描いたお話です。楽しく歌ったり踊ったりする場面は、見ているだけでも楽しくなってきます。あたたかみのある絵にもほっこりさせられる、人気の絵本です。
売れ残ったおひなさまたちが家を探して旅に出る物語
お店で売れ残ってしまったひな人形たちが、自分たちの家を求めて旅に出るお話です。居場所を自分たちで見つける前向きな姿勢は、ひな祭りの絵本に珍しいかもしれません。絵は着物地や布を使ったコラージュで描かれており、独特の雰囲気があります。
ひな人形の作り方がわかる絵本*2選
かわいいたんぽぽ雛の作り方つき
折り紙で作ったおひなさまが、たんぽぽの野原でひな祭りをしようとしていた動物たちのもとへ飛んでいってしまいます。絵本に出てくるたんぽぽ雛の作り方も載っているので、本を読んだあとはぜひ実際に作ってみてください。かわいいですよ。
繊細な折り雛を子どもに作ってあげたい方向け
子どもには難しいため、子どものためにおひなさまを作ってあげたい大人におすすめします。三人官女や五人囃子の折り方もついているので、みんな揃えて飾るのも素敵です。和紙は本に付属しているため、別途購入する必要がありません。
ひな祭りの料理に関する絵本*2選
実際にちらしずしが作れるイラストチックな絵の絵本
お姉ちゃんがひなまつりのちらし寿司を作る様子を描いた絵本です。イラスト風のわかりやすい絵で野菜の切り方や手順などが書かれています。物語でありながらもレシピとして楽しめるので、読んだあとには実際に作ってみてはいかがでしょうか。
本格的なひな祭り料理のレシピがたくさん
ごはんで作るおひなさまや、春の野原をイメージしたサラダなど、見ているだけでわくわくする料理のレシピがたくさん載っています。もちろんイラストがたっぷり描かれているのでわかりやすく、子どもといっしょに作るのにもぴったりです。
乳児から楽しめるひな祭りの絵本*1選
しかけ絵本で小さい子でも楽しみやすい
くまのくーとまーが協力しておひなさまを作る物語なのですが、何を使って作るかというところにユーモアがあふれています。しかけ絵本な上に文字数が少ないので、1歳未満の乳児でも楽しめそうです。おひなさまが作れる型紙付きです。
さいごに
わたし自身もひな祭りの意味をあまりわかっておらず、記事で紹介した絵本を通してさまざまなことを知りました。これでいつ「おひなさまってなんでかざるの?」と聞かれても大丈夫だと思うと安心です。
子どもに疑問を投げかけられたとき、しっかり答えてあげる大人でいたいとわたしは思っています。そしてもしわからないことを聞かれたら、いっしょに調べてみるのが大切です。そんなときに役立つのが、絵本なのではないでしょうか。