こんにちは、すずめです。普段から牛乳パックを集めています。以前椅子を作ったので、今度は机でも作ろうかな……と思っていたのですが、小さい絵本を収納できる本棚が必要になったので、牛乳パックで作ってみることにしました。
収納したいのは、ハッピーセットの絵本&図鑑。それといっしょに、ミキハウスの絵本やワンワンとうーたんの絵本など、普通の本棚にはちょっとしまいにくい絵本を置けたらいいな、というぼんやりしたイメージで作り始めました。
行き当たりばったりのDIYでしたが、わりとそれらしいものができて満足しています。本記事では、その作り方をご紹介していきます。できるだけ画像を用意し、順を追って解説していますので、ぜひみなさんも作ってみてくださいね。
小さい絵本の収納って難しい……
先日、ハッピーセットの絵本&図鑑にハマり、歴代作品をメルカリで買い漁りました。無事コンプリートし、どれもいい絵本&図鑑ばかりで大満足だったのですが、ひとつ問題が……。サイズが小さめなので、普通の絵本といっしょに本棚に入れるときれいにおさまらないんです。
これまでも小さい絵本はいくつか持っていたのですが、そういえば特に置く場所を決めていなかったことに気付きました。面で置いても本棚の板で隠れてしまって、本棚に立てても奥にいってしまって。とりあえず本棚の上に置いてみたら、いつのまにかおもちゃばこに入っている……なんていう、適当な状態。
そこで、牛乳パックや段ボールなど、家にあるものを使い、小さい絵本用の本棚を作ることにしました。ついでに、ハッピーセットの絵本の背表紙にテプラでタイトルをつけて、より見やすい収納になるような工夫もしています。この記事が、小さめ絵本の収納に困っている方のヒントになったらうれしいです。
牛乳パック本棚を作ろう
ここからは、画像付きで本棚の作り方を解説していきます。最初に完成品をお見せしておきますね。
ハッピーセットの絵本を30冊ちょっと入れても、まだまだ余裕があります。
材料
作り方
①牛乳パックに新聞紙を詰める
牛乳パックの上部を開き、中に新聞紙を詰めます。強度を高めるために入れていますが、ぎゅうぎゅうに詰めすぎるとふっくらして本が置きにくくなるため、ほどほどに。わたしは1つの牛乳パックにつき2枚を入れました。
新聞紙を入れたら、牛乳パックの上部に切れ目を入れて折りたたみ、ガムテープなどでしっかり閉じてください。下の写真の閉じ方だと作っている最中に開いてしまったので、もっときちんと貼るのをおすすめします。
②牛乳パックをつなぐ
牛乳パック同士をガムテープでつなげます。つないだ1本分が本棚の横幅になります。わたしは2パックを繋いで1本にしましたが、もっと幅がほしければ3パック、狭めがよければ繋がずに1パックのままで作ってもいいと思います。
ここからは、つないだ牛乳パックひとつ分を「1本」と数えながら解説していきます。
③牛乳パックを積み、段を作る
牛乳パックを積み重ねて、本棚の段を作ります。一番下に4本、その上に2本、さらにその上に2本を乗せます。以下の写真のイメージです。(繋がっていない状態の写真ですみません……)
きれいに作れるよう、先に4本・2本・2本にわけてガムテープでまとめてしまいましょう。その際、牛乳パック同士を引き寄せるようにぎゅっと力を入れて、ガムテープをとめてください。隙間ができないようにするのがポイントです。
3ブロックにわけたら、最下段に2段目を乗せてガムテープでとめ、さらにその上に3段目を乗せてガムテープでとめてください。一気に3段を作ろうとせず、1段ずつ貼り合わせていくときれいにできます。
④段ボールで本体を覆う
本体の基礎はできあがったので、ここからは段ボールや布を使い、見栄えをよくしていきます。
まずは、本を置く面(地面に対し平行の面)が平らになるように、段ボールを貼ります。地面に対し垂直になっている面は段ボールなしでも支障ありませんが、視界に入る面なので、一応そこにも段ボールを貼りました。
サイズに合わせて段ボールを4枚切って、1段1段を覆うようにガムテープで貼ってください。横と裏にはあとで別の段ボールを貼るため、覆う必要はありません。
⑤段ボールで背を作る
本棚上段の背になる部分を段ボールで作ります。このとき、背として見える部分だけを貼り付けるのではなく、床から背の高さまでの大きさの段ボールを使用してください。1枚の段ボールを使うことで、背がぐらつきにくくなります。
段ボールの幅は牛乳パックに合わせますが、高さはお好みで調整できます。わたしはハッピーセットの絵本を収納するために作っているので、実際に絵本を置いてみて、その高さよりちょっと低いくらいに調整しました。
このままだと絵本が落ちてしまうので、壁になる横の段ボールも用意します。どんな形でもOKです。わたしは本棚の奥行き×高さの長方形にしました。あとで布が貼りにくそうなのでただの四角にしましたが、一角を丸く切ったり、斜めに切ったりしてもかわいかったかな……と思います。
壁用の段ボールは、右側に2枚、左側に2枚の、計4枚(どれも同じ大きさ)を用意しておくのがおすすめです。(理由は後述します)
⑥布を貼る
見栄えを良くするために、ボンドで布を貼ります。もちろんリメイクシートなどを貼ってもかわいいと思います。ただ、今回はガムテープを貼りすぎて表面がでこぼこしてしまったので、ぴったり貼る必要のない布にしました。
どんなふうに貼ってもいいのですが、わたしは表から見える段の部分にはボンドをつけず、最終的に隠れる横と裏にだけボンドを使いました。角で布に切れ目を入れ、丁寧に包むように覆っていくとうまくいきます。
本体に布が貼れたら、壁用の段ボールにも布を貼っていきます。このとき、1枚の段ボールで作ろうとすると、どうしても端の部分が汚くなってしまいます。(段ボールが見えてしまったり、布の端が見えたり)そこで2枚に布を貼り、それぞれをボンドで貼り合わせることで、両面がきれいに見えます。
わたしは内側になる段ボールに青、外側になる段ボールに白の布を貼りました。ちょっと布が足りなかったものの、牛乳パックの部分に貼り付ける部分は布がなくても大丈夫なので、なんとかなりました。
布が貼れたら、外側の段ボールと内側の段ボールの、裏面同士を貼り合わせます。これで、どちらの面から見ても布の端が見えない、きれいな壁ができました。
⑦本体に横の段ボールを貼り、完成!
牛乳パックの本体に、布を貼った壁を貼り付けたら、完成です。ボンドははみ出ない程度にたっぷり塗り、しっかり乾くまでおさえておきましょう。ちゃんと貼れていれば、本がもたれたくらいでは剥がれません。
お気づきかもしれませんが、この本棚、裏側と下側はなんの処理もしていません。どこから見てもきちんとした本棚が作りたいのであれば、プラスでダンボールや布を用意して、貼り付けてください。わたしは「見えてるところだけきれいならいいや〜」の精神で作ったので、これでおしまいです。
【おまけ】背表紙にタイトルをつける
本棚が完成し、収納場所はばっちりできたのですが、実際に並べてみると……どれがどの絵本なのか全くわかりません。
読みたい絵本がすぐに見つけられるように、背表紙にテプラでタイトルをつけていきます。
テプラでラベルを印刷→貼り付け
教員時代から愛用している、キングジムのガーリーテプラPROを使用しています。フォントがかわいい点、いろいろな絵文字が使える点がお気に入りです。
「01❁きもちのかたち」というように、「通し番号+絵文字+タイトル」でラベルを作りました。画像では番号が縦に並んでしまっているのですが、全部貼り終わったあとに2桁の数字は横並びにできることに気付き、すべて作り直しました……。
ちなみに、最初はきれいに剥がせるようにとマステを貼った上からラベルを貼ってみたのですが、あまり見栄えがよくない点と、せっかくのカラフルな背表紙がわかりづらくなってしまう点に納得がいかず、直貼りすることにしました。結果、わたしはこれで満足しています。
「ほんのハッピーセット」以前の絵本は絵文字を変えてわかりやすく
「ほんのハッピーセット」が始まる前の絵本(くまのがっこう、ムーミン)はナンバリングできないため、通し番号のあとの絵文字を変えて番号をつけました。くまのがっこうとムーミン、それぞれ違う形の王冠をつけています。満足。
今回使ったテプラ&テープ
今回大活躍してくれたテプラは、このガーリーテプラPROです。フォントも絵文字もかわいいし、ぱたんと閉じると小さな箱のような形になるのもすごくかわいい。いつもは書斎の本棚に立ててあります。
リボンにも印字できたり、フレームが充実していたりと機能も多いので、普通のテプラよりもおすすめです!
テープは12mm・透明黒文字のこちらを使いました。キングジムのものよりもテープが剥がしやすいのが最高でした……。とはいえ純正ではないので、公式のテープ以外に抵抗があるならキングジム製のものを使うのをおすすめします。
図鑑のラベルはうまくいかず保留中……
絵本と同じように、図鑑にもラベルをつけようと思ったのですが……図鑑は背表紙の幅がとても狭く、うまくいきませんでした。テプラはテープ自体がしっかりしているので、折れ曲がってくれないんですよね……。
ちょっと調べてみたところ、マスキングテープに印字できるテプラ用カートリッジがあるようなので、今度それを購入してみようかなと思っています。
さいごに
小さい絵本にちょうどいいサイズの本棚ができ、個人的にはとても満足しています。が、翌日娘に見せたところ、ある問題が発生。ふと見ると、まだ絵本を置いていなかった下段に娘が座っていました。とてもうれしそうに……。
牛乳パックはわりと頑丈なので、座っているだけなら問題ないのですが、これを階段のようにしてのぼり始めたら危ないです。下段にもしっかり本を置く、のぼりそうな様子が見られたら一旦引っ込める……などの対処を検討してくださいね。