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【2023年9月】ハッピーセットの絵本&図鑑レビュー【第35弾】

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 こんにちは、すずめです。本日2023年9月1日より、ハッピーセットの絵本と図鑑が新しくなっています。第35弾となる今回の2作品の内容や感想を書いていきますので、今回の本をゲットしようか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね!

こんな人向けの記事

・最新の絵本・図鑑がどんな内容か知りたい

ハッピーセットでおもちゃをもらうか本をもらうか迷っている

◆次回作のレビュー

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販売期間

 今回の販売期間は、9月1日(金)〜10月19日(木)となっています。約1ヶ月半ありますが、いつものように売り切れ次第終了です。

 販売終了は特に明記されていないため、いつもは予想することしかできないのですが、今回はえほんの作者であるおおでゆかこさんがSNSで発信していたため、この日程で確実かと思われます。

第35弾の絵本「ロコのおつかい」

ハッピーセットでもらえる絵本

タイトル ロコのおつかい
作者 おおでゆかこ
ジャンル さがし絵・迷路・シール遊び
ページ数 28ページ(表紙・裏表紙含む)

内容・あらすじ

 宇宙のどこかにある「ベリー星」に住むロコという男の子が、初めておつかいにいくお話。迷路を通って目的地に行ったり、お店屋さんで必要なものを探したりと、遊びを楽しむうちに物語が進んでいきます。お話に入り込みながら楽しめる絵本です。

 遊びの内容は、迷路(2つ)・絵さがし(2つ)・シール貼り(1つ)です。

これまでとの違い

・ページ数が少し多め。

 歴代絵本は24ページかそれよりも少ないものばかりでした。今回の絵本は28ページあり、これまでに登場した絵本の中でも特にボリュームがある1冊になっています。

・シール遊びのページがある。

 本作では、トッピングシールを貼ってフルーツの盛り合わせを作るシール遊びのページがあります。シールが付属している絵本は今までも多くあったのですが、シールを使って遊ぶページが登場したのは初めてです。

作者はおおでゆかこさん

いろいろのりもののりたいな

 作者のおおでゆかこさんは、イラストレーターとしても活躍されている絵本作家さんです。実はわたしの大好きな作家さんで、ずっと活動を追いかけてきた方だったので、ハッピーセットに登場すると知ったときには大興奮してしまいました。

 ほどよくデフォルメされた愛らしい動物が登場する絵本を多く描かれています。作中に登場するモチーフのひとつひとつが魅力的で、キラキラしたものや夢のような世界が好きな方にぜひおすすめしたい作家さんです。

 以前伊豆にあるテディベアミュージアムで買った、「いろいろおかしパーティー」のサイン本が宝物です……。

読んだ感想

机の上に本とハートが置かれている写真

 冒険心や夢見る心が揺さぶられる、最高の絵本でした。舞台が地球ではないので、想像上のものがたくさん登場するのですが、その名前からイラストまで全てが素敵なんです。(「ひかるいし」や「そらぶどう」なんて、わくわくしますよね)

 表紙の裏にベリー星の地図が描かれているのも、「エルマーのぼうけん」で心を躍らせた読書好きの胸を打ち抜きます。ベリー星を舞台にしたほかの絵本も出してほしい……。絶対ほかにも素敵なことが起きている星ですよここ……。

 もともとおおでゆかこさんの絵や世界観が好きだったのもありますが、この絵本もご多分に洩れず大好きになりました。娘に遊ばせてあげたい気持ち半分、きれいなままで保存しておきたい気持ち半分なので、今月中にもう一冊ゲットしにいこうかなと思います。

第35弾の図鑑「宇宙(月)」

ハッピーセットでもらえる図鑑

内容

目次

・月をながめよう

・月のお話

・月のすがた

・月のうごき

・月探査のれきし

・これからの月探査

・月と宇宙クイズ

これまでの図鑑との関係

 これまでに登場した図鑑のうち、宇宙や星をテーマにしたものは以下の4つです。

内容 登場時期
宇宙(太陽系) 2019年4月〜
星と星座(秋) 2019年9月〜
星と星座(夏) 2020年5月〜
星と星座(春) 2022年3月〜

 宇宙関連の図鑑は、今回の「宇宙(月)」で5作目となります。次の宇宙関連は「星と星座(冬)」かなと思っていたので、それよりも先に登場したのは少しびっくりでした。

 このタイミングで「月」が登場したのは、9月がお月見の時期であることに加え、月見バーガーの発売に合わせたからだと思われます。(ちなみに、おおでゆかこさんのSNSによると、絵本が宇宙を舞台にしているのは偶然なのだそうです)

元となった図鑑

 裏表紙では、ミニ図鑑のもととなった小学館の図鑑NEOが紹介されています。ミニ図鑑を読んで興味を持ったら、もとになった図鑑を手に取ってみると好奇心をさらに深められるのでおすすめです。

 今回の「宇宙(月)」は、以下の2冊の図鑑がもとになっているそうです。

読んだ感想

机の上に本とハートが置かれている写真

 「月」を科学的に解説するページが充実している一方で、「かぐや姫」や「セレネとエンディミオン」など月にまつわるお話も載っているのがすごくよかったです。月と人類の歴史も載っていて、月そのものに興味がある人なら手に入れた方がいいと思う1冊でした。

 個人的に好きなページは「月のすがた」で、月の表側の地形につけられた名前が抜粋して書かれているのがわかりやすく楽しかったです。月というモチーフそのものが好きなこともあって、これまでの図鑑の中でも一二を争うお気に入りとなりました。

次回の図鑑

 図鑑の最後のページには、次回作の予告が書かれています。それによると、次の図鑑は「水木しげるの妖怪」! これまでにない図鑑でちょっとびっくりですね。

 小学館の図鑑NEOには「水木しげるの妖怪」が存在しないので、どの図鑑をもとにして作られるのかは今のところ不明です。10月20日(金)の登場を楽しみに待ちましょう!

さいごに

 「ほんのハッピーセット」第35弾は、絵本も図鑑も共に大当たりだったと思います。どっちも2冊ずつほしいくらいに気に入っています。毎回集めているわけではない方や、これまで手に取ったことがない方にもぜひおすすめしたい2冊でした。

 まだ始まったばかりなのでわかりませんが、今回の絵本・図鑑は早い段階で売り切れになりそうな気もします。気になった方はぜひ、お早めに買いに行くようにしてくださいね!

◆次回作のレビュー

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